加筆していくこと・・・

先月、花咲く季節の世界にイメージトリップしたウサギの話を題材に油絵作品を仕上げました。完成させた作品を壁に掛け、一か月ほど乾かすのですが、毎日壁に掛かった完成作品を見ている内に、物語りがより具体的に自分の中で育まれ加筆することにしました。


スケッチの段階で構図や登場人物の仕草・感情などをより具体的に表し、曖昧な部分を削除していくことを心掛けているため、一度決めた構図や世界観を大きく変更することは今までしたことがなかったのですが、今回初めて完成した上から加筆しています。

例えるならば、幼少期に大好きだった絵本を何度も読み返し、噛み砕き呑み込む事で大切な一冊になっていくのと似ている気がします。


グリーン一色だった背景に、写真のように青紫の小花を描き込み、内容と表現に密度を出しています。

手をかけるほど作品への愛着が増していて、当初はこれ以上描写は出来ないと思っていた部分も、「もう少し描ける」とポジティブな思考が働くものですね。

いつの日か皆様に見て頂けるように、自分の限界と期限を決めず、納得の行くまで向き合ってみようと思います。