模写と言う名の作品

最近の密かな楽しみは、制作の合間に行っている名画の模写です。

名画は何を?

ボッテ・チェリの「春」(プリマベーラ ・ La Primavera)に登場する左側の三人の女性達、「三美神」、右の「愛」の女神です。


隙間時間に描くので結構気ままな感じに進むのですが、結構それが楽しい。

油絵の様に始まったら最後、完成まで根詰めて集中するストイックさは全くなく、coffee飲んだり音楽聞いたりとリラックスした時間が流れるため、気持ちに余裕があります。

人間余裕って大切ですね。丁寧に色・描写を楽しむことが出来、豊かな表現に繋がる予感がしています。


そんな偉人の描いた名画をじっくり観察し辿りながら「ハッ!!」と気が付いた事があります。

模写をすることの大切さは、似たような素敵な作品を描くことではなく、作者のタッチや筆運び、画面作りの強弱を真似し学ぶ事なのだと知りました。

物を見て自分でそれらの技術を獲得していくとなると大変時間のかかる道のりになります。しかし真似る=模写することは、作家の意図や眼差し、それに対してのアプローチの仕方を知る・得る近道に繋がると思います。


描くことは長年続けている分野だからこそ、この小さな発見はとても嬉しい発見でした。

ボッテ・チェリへ尊敬の意味も込め、丁寧に最後まで楽しみながら仕上げたいと思います。